現在、百年記念塔の解体はどうなっているのか?
何年かの長い議論の結果、百年記念塔は解体される事となりました。
(2022年の前半に決定)
その後、工事に向けての準備が始まったのは2022年11月7日。
僕はその前日の夜に訪問しております。
(その時の様子はこちら。↓)
解体が決まり、少しずつ変わって行く外観。
この記事では「塔の現在はどうなっているのか?」をテーマに、工事の様子を追っています。
(途中で新着情報を追加でを入れてますよ)
ではどうぞ。
百年記念塔の工事準備の様子(2022年11月~12月)
こちらは2022年11月14日に訪問した時の写真。
塔から離れた所に柵が設置され、「やっぱりもう近くまでは行けないのかー」と残念な気持ちになったよ。
夕暮れ時、重機がコトコトと塔に向かって行った姿が記憶に残っている、、
2022年11月23日
塔の周りに囲いが作られているのを発見。
高さは2m位なので、囲いの近くに行くと記念塔は全然見えなくなるんだ。
なので、すこし離れた所から撮影してみる。
塔の裏側へ行ったらダンプカーが来ていて、本格的に工事が始まっているのだと改めて感じました。
2023年12月24日
クリスマスイブだ。
前回の訪問から約一か月後。
冬が進み、百年記念塔の周りもすっかり雪景色になっている。
遠くから見たらいつもと変わらない様子だけど、工事は着々と進んでいる。
塔の中央にあった展望台は、ガラスが外されて内部がむき出しになっているのが見えるよ。
解体前はこんな様子でした。
百年記念塔の工事準備の様子(2023年1月~)
(2023年1月8日)
この日はちょっと遠くからの撮影。
場所は旭山記念公園だよ。
ここは札幌の東側が見渡せるので、日の出がバッチリ見える。
時間は7時6分頃。
オレンジ色に染まる空の中、はるか遠くにシルエットが見えたんだ。
2023年1月27日
この日は百年記念塔の後ろ側から訪問。
見た感じはあまり変わっていないように思えるけど、、?
塔の下側に注目。
うわあ!外壁が無くなり、中の鉄骨が見えている。
内部はこんな造りになっていたのだと、初めて知ったよ。
2023年3月9日
この日訪問して真っ先に気づいたのは、でっかいクレーン車。
百年記念塔の高さは100m。
超巨大なクレーン車である事が分かる。
2023年3月22日
こちらは中央区の旭山記念公園。
(また来た)
時間は17時前だよ。
百年記念塔までの距離は約15㎞。
今回もカメラの望遠で撮影してみた。
ここからでも塔から右上に伸びるクレーン車が確認出来るよ。
2023年4月2日
早朝に登ったのは西区の三角山。
標高311mの山頂に到着。
これはクレーン車の形が良く分かるね。
この時、塔の先端の形が変わっているのに気づいたんだ。
夕方はモエレ沼公園を訪問。
園内のモエレ山に登って、塔の様子を確認したよ。
2023年4月4日
前回の訪問から約一か月後、また行ってみたら、、
塔の先端が無くなっているのが
分かる。(!)
これからは上から少しずつ解体されて行くのだろうか、、
良く見たら工事の火花が確認できたよ。
2023年4月18日
藻岩山へ登山に行き、山頂の展望台から塔を探して撮ってみた。
塔に白っぽく縦線が見えるけど、これはクレーン車だよ。
2023年4月19日
去年の11月に塔の解体が始まって、5ヶ月が経過。
少しずつ少しずつ、塔の先端が無くなっていく、、
2023年4月22日
モエレ沼公園内の「モエレ山」から撮影。
山から百年記念塔までの距離は9,2km。
工事は止まらずに、ゆっくりと進んでいく、、
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ではここで話はちょっとそれますが、前にテレビ塔に行った時にこの表示がありました。
記念塔が無くなったらどうなっちゃうのだろうね?
2023年4月28日
午後に訪問。
GW前だからか、工事は行われていない様子。
今年(2023年)の札幌の桜の開花はとても早く、観測史上一番の4月15日でした。
塔と桜を一緒に写せるのはこれが最後。
来年はどんな光景になっているのだろうね。
2023年5月2日
朝から超快晴。
青空に誘われて円山へ登山に行って来たよ。
山頂の標高は225m。
市街地の向こう、遥か遠くの地平線を望むと、、
見えたっ!!
今日は空気がきれいなので、14,5km先の塔がはっきりと分かる。
2023年5月19日
GW明けから工事が再開されて2週間経過。
高さ100mだった塔は半分くらいになってしまった。
ツツジと一緒に撮れるのはもう最後だなあ、、
2023年6月1日
工事が始まって半年が過ぎた。
今日は日没頃の19時に訪問。
もう見上げる高さではなくなってしまった。
この解体ペースなら、7月いっぱいで更地になってしまいそうだよ。
2023年6月15日
そしてまた工事は進む、、
2023年6月19日
この日は藻岩山へ登山に行きました。
山頂531mの高さから望むと、まだ塔の下の部分が分かりましたよ。
2023年6月29日
小雨降る夕方の訪問。
ここまで低くなったかあ、、
と、しみじみ思ったよ。
ニュースの記事で見た話だけど、塔がほぼ無くなるのは8月末頃を予定しているとの事。
確かにこのペースならそうだろうなあ、、
2023年7月12日
7月10日に旭山記念公園から眺めた時、まだ巨大クレーンが見えてました。
ところが7月12日に現地へ行った時にはクレーン車の上の部分が撤去されていて、無くなってました。
(まだ車は残っている)
塔の周りにあった足場も外されていて、最後の解体に向けての準備なのかもしれません。
2023年7月22日
天気が良い夕暮れ。
訪問時間は18時30分過ぎくらいだよ。
塔の外観は10日前と全然変わっていませんでした。
(クレーン車はもういなくなった)
これからは違う機材が搬入されて、次の解体工事へ進むのだろうか?
2023年7月29日
違うタイプの解体機材が搬入され、止まっていた工事が一気に進む。
メリメリと壊されている感じだな、、
後ろ側へ回ってみたら、ほとんど骨組みにだけになっているのが分かる。
2023年8月2日
週明けの7/31(月)から解体がさらに進み、もう本体が見えなくなってしまった、、
塀の向こう側を見てみたら、解体用の機材があるだけでした。
後ろ側へ回ってみたらゲートが閉まっていて、中が分からない。
残された最後の鉄柱がちょっとだけ見えたよ。
2022年の11月14日から追い続けた百年記念塔。
ついに外観が消えてしまいました、、
2023年8月28日
藻岩山へ登山に行きました。
6月に登った時には、山頂の展望台にこの看板があったのですが、、
今回行った時には撤去されて無くなっておりました。
こうして少しずつ百年記念塔の存在が消えていく、、
2023年8月29日
塔が無くなってから約3週間が経過。
今日も「ドカンドカン!」と大きな音を出しながら、何かの工事をしている様子でした。
ここには今後「新モニュメント」が出来る予定ですが、詳細はまだ発表されておりません。
(北海道のHPには2023年8月1日の情報で「6つの作品候補が選ばれた」と出ておりました)
今日の段階では最終決定がいつになるのか分かりません。
詳細の情報が入ったらまたお伝えしますね。
2023年9月27日
前回の訪問から約1か月が経過。
引き続き、塔の跡地での工事が続いておりました。
(見た感じ大きな変化はなし)
2023年11月16日
初雪が過ぎ、紅葉はもうラスト。
今日は朝から快晴の一日でした。
記念塔跡地は今日も何かの工事中。
前回9月に訪問した時と大きな変化はありませんでしたよ。
今後こちらに作られる予定の新モニュメントはいつ決定するのだろう?
今日(2023年11/16)の段階ではまだ何も発表がありません。
(続きは今後もupを続けます)
百年記念塔が歌のイメージになってる?
ここで話が少しそれますが、2023年11月13日に紅白歌合戦の歌手が発表されました。
歌手として初出場となったのが大泉洋さん。(祝)
歌う曲はまだ発表されていませんが、多分「あの空に立つ塔のように」ではないかと予想されています。
その歌の中に
「高く古い塔」
「今はもうないあの高く古い塔」
という言葉あり、百年記念塔のイメージが推測されるのです。
大泉さんは江別市出身。
江別から札幌市厚別区に広がる野幌森林公園は身近な場所だったのではないでしょうか?
曲はYouTubeで紹介されているので、是非聞いてみてください。
僕はこんなイメージに感じましたよ。
↓
大泉さんは百年記念塔の思い出を語ってくれるかなあ?(^^)
※その後12月下旬に歌う曲が発表されました。
予想通り「あの空に立つ塔のように」でしたよ。
2023年12月26日
いつもと同じ雪景色となった野幌森林公園。
工事車両は無くなっておりました。
年末なので一旦中断なのか、工事そのものが終了したのか?
今後新たに作られる予定のオブジェ情報はまだ発表されておりません。
百年記念塔解体後の様子(2024年1月~)
あっという間に2023年が過ぎ去り、2024年が始まる。
発表が遅れていた新モニュメントの建設内容が1月10日にやっと発表されましたよ。
(著作権の関係でここでは画像が掲載出来ず、申し訳ないです)
北海道のホームページに詳細が紹介されておりました。
2024年2月9日
解体された跡地はさらに雪深くなり、引き続き工事は行われていない様子。
野幌森林公園内の古い地図にはまだ塔の表示が残っていた、、
ここに訪問した3日前の2024年2月6日に、気になるニュースが発表されてましたよ。
それは「新モニュメントの建設延期」です。(え?)
予定では2024年12月までに完成だったのですが、これが大きく先延ばしとなってしまいました。
新モニュメントの設置は2026年度中との事。
2024年5月8日
2月の訪問から3ヶ月が経過。
解体を行っていた車両は無くなり、
通行止めの柵だけが残っていた、、
プレハブもひっそり。
2024年8月8日
前回の訪問からさらに3か月が経過。
遊歩道にあった通行止めの
柵が無くなっている。
なので、以前に塔が立っていた所まで
行けるようになってました。
すっかり更地になり、草まで生えている、、
この時、立ち入り禁止の看板の向こうに
エゾシカがいましたよ。
横の野幌森林公園からやって来たのかな?
2024年10月7日
ちょっと話はそれますが、この日は市内中心部にある札幌市役所に行ってきました。
ここの屋上には市内を紹介する表示板がありまして、まだ百年記念塔の絵が残されてましたよ。
表示板の左側にあった。
そのまま残しておいてほしいよ。
2024年11月27日
先週に10㎝以上の雪が降ったけど、その後全部溶けてしまった。
でもまた29日の明け方から降る予報が出ているので、雪のない景色はこれが今年最後かな?
「この道の向こうに塔があったなあ」と、今でも強く思うよ。
近くにはゴンゴンと枝をつつくオオアカゲラが一羽。
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解体前の貴重な写真はこちらからどうぞ。
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2020年の秋の様子も書いてます。
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