石狩浜でオーロラが見えた
その日は2024年5月11日の夜。
TVのニュースやネットでは「今晩オーロラが見られるかも?」との情報があり、天気を気にしながら夕暮れを待つ。
日没頃の札幌市内は薄曇り。
「北の空が暗い場所」に行かないとオーロラは見られないので、一か八か石狩浜へ向かったんだ。
石狩浜到着
場所は石狩川河口の「あそびーち」。
札幌市内からだとそれほど遠くなく、北側が海なので暗い。
到着後、カメラを持ってすぐに浜辺まで行って様子を確認してみました。
海上には薄雲が流れているものの、暗くなるにつれて星が見えてくる。
「これは期待できるのでは、、?」
そして夜空が暗くなった20時頃、北の水平線を撮影してみた。
すると、、
オーロラが写ったよ
あっ、これは!
北の空が赤っぽく写っている!!
間違いない、これはオーロラの色だ。
普段自分は星の写真を撮ることがあるので、直感的に分かる。
夜空が赤く写ることは通常ありえないのだ。
今は超便利でありがたい時代だね。
すぐにスマホで情報をチェックしてみる。
すると、道内天文台のライブカメラでも赤い夜空がばっちり写ってるじゃないか!
「これは奇跡の大チャンス!」
そう思い、どんどん写真を撮りたかったのだけど、流れる薄雲は途切れずにずっと続く、、
空が晴れそうな気配は感じられない。
オーロラとカシオペア座
後で知った話なんだけど、空が赤くなったピークがあったらしい。
もしかして次の写真はちょうどその頃だったのかも知れないんだ。
(20時40分頃)
雲があるけれど、空が赤くなっているのが分かるよ。
ちょうど見えた星座はカシオペア座。
「W」の形なので、星をつなげるとこんな感じに。
その後は雲が増え続け、21時頃には何も見えなくなってしまいました、、
行って良かった石狩浜。
1時間も見られない状況だったけど、なんとか写せたことはOKとしよう。(^^)
オーロラ観望と注意点
今回のオーロラ撮影で気づいたことについてちょっとまとめてみますね。
1、肉眼ではこんなに赤くは見えない
撮影はカメラの感度を上げて15秒の露出でした。(ISO800)
肉眼で見た場合、夜空がこんな赤色には見えません。
ネットや新聞に出ている写真も同じように撮っています。
(撮影のレベルはカメラの機種によりますが)
2、北欧やアラスカで見えるのとはタイプが違う
一般的にオーロラに対してはこんなイメージかと思われます。
でもこれは高緯度地域で見える様子です。
北海道などの緯度の低い場所では北の空に赤くボワーっと見える程度ですよ。
3、人が少ない所に行こう
人が多く来る場所は何かと問題が発生します。
これは後で知った話なんだけど、石狩市厚田の嶺泊駐車場公園はかなり混雑した模様。
ここは高台にあって見晴らしが良い場所なので、知っている人は結構多い。
駐車場に停められるのは30台くらいだったかなあ?
車がいっぱい来たので道路が大渋滞になったようですよ。
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太陽の活動が活発な時期はあと一年ほど続くので、近いうちにまたオーロラが見られる可能性があります。
自然現象なので、その日の天気が良いか出現のタイミングが合うかは運次第。
もしまた撮れたらUPしますね。
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